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【看護職のWLB】「青少年の雇用の促進に関する法律」が施行されています
投稿日時:2016年2月20日 カテゴリ:cate-info
看護職のWLB【法改正情報】
勤労青少年福祉法、職業安定法、職業能力開発促進法などの一部が改正され、
「青少年の雇用の促進に関する法律」として、昨年10月より順次施行されています。
法改正により、新卒者の募集を行う企業に対し、事業主による職場情報の提供が
義務化されます(今年3月1日施行)。
また、応募者等からの求めがあった場合は、(ア)募集・採用に関する状況、
(イ)労働時間などに関する状況、(ウ)職業能力の開発・向上に関する状況の
3類型ごとに1つ以上の情報提供を義務付けられます。
具体的な内容としては、
(ア)募集・採用に関する状況:過去3年間の採用者数及び離職者数や平均勤続年数など
(イ)労働時間などに関する状況:前年度の育児休業や有給休暇の取得状況、
所定外労働時間の実績、管理職の男女比など
(ウ)職業能力の開発・向上に関する状況:導入研修や自己啓発補助制度の有無など
があげられます。
また、労働関係法令違反の事業所に対する、ハローワークの新卒者向け求人の
不受理がはじまります(今年3月1日施行)。
労働基準関係法令の賃金、労働時間等関係で、同一条項の違反について繰り返し
是正指導を受けた事業所や、男女雇用機会均等法や育児介護休業法で違反し公表
に至った事業所など、一定の労働関係法令違反があった事業所からの求人申し込み
をハローワークは受理しないことができるようになりました。
今回の法改正は、青少年の雇用促進を図り、能力を有効に発揮できる環境を整備
することを目的としており、平成27年10月からは、若者の採用・育成に積極的で、
若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業を「ユースエール認定企業」として
認定する制度がはじまっています。
「ユースエール認定企業」に認定されると、ハローワークなどで重点的にPRを
実施されるほか、認定企業限定の就職面接会などへの参加が可能となります。
また、認定マークの使用が可能となったり、キャリアアップ助成金やキャリア
形成促進助成金、トライアル雇用奨励金などの若者の採用や育成を支援する
関係助成金について一定額が加算されます。
「青少年の雇用の促進に関する法律」についての詳細は、厚生労働省のHPを
ご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000097679.html