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看護職のWLBに関する情報【長時間労働削減推進への取組の強化】
投稿日時:2015年1月17日 カテゴリ:cate-info
看護職のWLBに関する情報
【長時間労働の削減】
長時間労働に対して労働基準監督署の監督指導が強化されます。
長時間労働対策の強化は労働基準行政の中で最重要テーマの一つです。
昨年の9月30日には、塩崎厚生労働大臣を本部長とする「長時間労働
削減推進本部」が設置されました。
この1月からは、都道府県労働局に労働局長を本部長とする「働き方
改革推進本部」が設置され、長時間労働に対する監督指導がより強化
されるようです。
「長時間労働削減推進本部」には、(1)過重労働等撲滅チーム、(2)働き
方改革・休暇取得促進チーム、(3)省内長時間労働削減推進チームの
3つのチームがあり、それぞれが具体的な対策の検討を行っています。
そのうちの(1)過重労働等撲滅チームの1月からの取組についてご案内します。
1.月100時間超の残業が行われている事業場等に対する監督指導の徹底
「時間外労働時間数が1ヶ月100時間を超えていると考えられる事業場」
や「長時間にわたる過重な労働による過労死等に係る労災請求が行われた
事業場」を対象に、労働基準監督署による監督指導(立入調査)を徹底し、
監督の結果、違反・問題等が認められた事業場に対しては、是正勧告書等
を交付し、指導をする。法違反を是正しない事業場は、送検も視野に入れ
て対応する。(送検した場合には企業名等を公表する。)
2.インターネットによる情報監視
本省がインターネット上の求人情報等を監視し収集し、その情報(※)
を労働基準監督署による監督指導等に活用する。
(※)高収入を謳うもの、求人を繰り返し行う等の過重労働等が疑われる
求人に着目し、本省が収集した労働条件に問題があると考えられるケース
など
3.メンタルヘルス対策の強化
メンタルヘルスの一層の向上を目指し、都道府県労働局において以下の
取組を実施
(1)ストレスチェック制度の周知(改正労働安全衛生法により平成27
年12月から施行)
(2)ストレスチェック及び面接指導等を行う医師、保健師等に対する
研修(平成27年度からの実施に向けて、平成27年1月から準備)
年度末に向けて、一人に係る業務量等が増加し長時間労働になることもある
かと思いますが、チームの中で業務負担軽減等にむけた積極的な取り組みを
行い、長時間労働を防ぐ対策が必要かもしれません。
参考資料:厚生労働省「今後の長時間労働対策について」
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000069503_1.pdf