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在宅ケア推進委員会は、在宅ケア推進に関する事項を審議し、会長に助言することを目的として、保健師2名、看護師4名構成する委員会です。
地域ケアサービスの実施及び促進並びに公衆衛生の普及指導等による県民の健康及び福祉の増進を目指しています。

メンバー

担当理事 河上屋里美
委員長
委員 藤田大覚 柴崎恵子
永尾愛奈 樋村理恵
濱村恵美子 宇都宮淑子

令和6年度活動報告

1 活動目標

1)在宅ケアにおける看護の機能強化につなげるための取り組み

2)在宅ケアに係る看護の実践能力の向上及び連携推進

2 委員会開催

5回

3 活動内容

1)在宅ケアにおける看護の機能強化に繋げるための取り組み

 ⑴情報提供の在り方に関する研究

・「情報提供書の書き方ガイド」作成に向け、具体的な活動計画を立案し着手した。

・日本看護協会の「在宅・介護領域における「多職種情報共有シート」」を参考に、病院と在宅双方間で連携が必要な項目をカテゴリー別に整理した。

・委員会で検討した「病院と在宅双方間で連携が必要な情報」等をもとに山口県介護支援専門員協会からの代表2人へ、介護支援専門員として必要と考えている情報とその必要性、情報提供のタイミング等意見聴取を行った。

・3職能4委員会意見交換会を開催し、在宅ケア推進に向けた現状や課題について意見交換を行った。

 ⑵広報きらめき2025年1月号に活動紹介

4 評価と今後の課題

今年度の委員会では、病院と在宅双方間で連携が必要な情報と、なぜその情報が必要なのか、どのタイミングが最適かについて、介護支援専門員への聞き取りを通して明らかにし「情報提供書の書き方ガイド(案)」の作成に取り組んだ。

今後は、「情報提供書の書き方ガイド」完成に向けた活動の継続と、活用推進に向けての取り組みや活用後の評価を検討することで「情報提供書の書き方ガイド」の活用促進を図りたい。また、3職能4委員会や介護支援専門員との意見交換において、「それぞれの場所で働く職種の仕事内容や役割を知らないこと」や「介護保険等の地域の資源についての知識が不足していること」などが、在宅ケアを推進していく際の課題として明らかになった。委員会活動の中で、これらの課題も含め、さらに検討を重ねていきたい。

令和7年度活動計画

1 活動目標

1)在宅ケアにおける看護の機能強化につなげるための取り組み

2)在宅ケアに係る看護の実践能力の向上及び連携推進

2 委員会開催

5回

3 活動内容

1)在宅ケアにおける看護の機能強化につなげるための取り組み

 ⑴情報提供のあり方に関する検討

・これまでの活動を通して、退院時等の「情報提供のあり方」が課題であるとし、令和5年度に、情報提供先に有効な情報が伝えられる「情報提供書の書き方ガイド」を作成することを目標に掲げ活動している。

・令和6年度は、3職能4委員会や介護支援専門員等、いろいろな立場におかれている方々の意見をいただき、地域に発信していけるような「情報提供書の書き方ガイド」の作成を検討した。

・令和7年度は、「情報提供書の書き方ガイド(案)」の作成後、各支部長や各職能、介護支援専門員と意見交換ののち、「情報提供書の書き方ガイド」完成を目指す。

2)在宅ケアに係る看護の実践能力の向上及び連携推進

 ⑴退院支援に関する看護管理者への教育について

・在宅ケアの推進には実践の積み重ねと退院支援に関わる看護管理者の意識が大きく関与していることが課題である。そのことから、看護管理者への教育のあり方について検討していきたい。