新着情報

【看護職のWLB情報】労働基準関係法令違反にご注意ください

投稿日時:2017年6月22日 カテゴリ: お知らせ

【労働関係】

国の過重労働対策の一層の強化対策として、労働基準関係法令違反の事業所の
情報が公表されることになりました。

・労働基準関係法令違反の疑いで送検し、公表した事案
・平成29年1月20日付け基発0120第1号「違法な長時間労働や過労死等が
複数の事業場で認められた企業の経営トップに対する都道府県労働局長等に
よる指導の実施及び企業名の公表について」に基づき、局長が企業の経営
トップに対し指導し、その旨を公表した事案

について公表されています。

厚生労働省HP:労働基準関係法令違反にかかる公表事案
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/170510-01.pdf

厚生労働省HP:長時間労働削減に向けた取り組み
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/151106.html

具体的には
・36協定(時間外・休日労働に関する協定届)の締結・届出なく時間外・
休日労働を行わせた(労働基準法第32条違反)
・賃金未払い、最低賃金以上の賃金を支払わなかった(最低賃金法第4条)
・3ヶ月間の休業災害を発生させたのにもかかわらず、労働者私傷病報告を
遅滞なく提出しなかった(労働安全衛生法第100条、労働安全衛生規則第97条)
・労働時間の記録について虚偽の報告をした(労働基準法第104条の2)
・深夜労働に対する割増賃金を支払わなかった(労働基準法第37条)

などの労働基準関係法令違反による送検されたケースが事業場の名称や所在地と
ともに公表されています。

これは医療機関も対象外ではありません。

管理者はこのような労働基準関連法違反を起こさないよう、労働基準関連法の
正しい理解と適切な労務管理をしていく必要があります。

本会HP掲載している「ナースのはたらく時間相談窓口」では、看護協会ニュースの
バックナンバーとして、本会の相談窓口によく寄せられるご相談と解決策を掲載し
ております。
また、スタッフ、看護管理者からの労働時間についてメールやFAXでご相談をお受け
しておりますので、どうぞご利用ください。
http://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/madoguchi/