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【看護職のWLB情報】「仕事と生活の調和推進のための職場マネジメントのあり方に関する調査研究」

投稿日時：2016年6月7日　カテゴリ：cate-info

【看護職のWLB情報】

内閣府が行った「仕事と生活の調和推進のための職場マネジメントのあり方に関する
調査研究」の報告書及び、職場マネジメント事例集が公開されています。

内閣府HP:「仕事と生活の調和推進のための職場マネジメントのあり方に関する調査研究」
http://wwwa.cao.go.jp/wlb/research.html

平成 25 年度に内閣府仕事と生活の調和推進室が実施した「ワーク・ライフ・
バランスに関する個人・企業調査」では、上司による長時間労働の捉え方
(「頑張っている」や「仕事が遅い」)等が、部下の働き方に影響を与えて
いることが明らかになりました。

この調査結果を踏まえ、部下の働き方改革は上司が鍵を握っているとの認識の下、
経営者や管理職等による人事評価や業務管理、人材育成といったワーク・ライフ
・バランスの推進に向けた積極的な職場マネジメントの調査・研究を行い、報告書
及び好事例集としてまとめました。

<概要>
内閣府仕事と生活の調和推進室が行った調査企業ヒアリング調査の結果から、各企業
において実施している職場マネジメントの取組について業種別、従業員規模別等に
整理し、ワーク・ライフ・バランス推進のために有効な主要な職場マネジメントの
取組を「部下のワーク・ライフ・バランス実現に寄与する職場マネジメントの取組
項目」として7項目抽出してまとめています。

【取組項目1】人事評価制度の活用
業務の見直しなどにより長時間労働の削減に取り組んだ管理職を高く評価するなど、
人事評価制度の活用や見直しによる取組

【取組項目2】業務マネジメントの向上
業務管理手法に関する管理職研修の実施や優れた業務管理に関する情報を提供する
など、管理職のマネジメント力を高めるための取組

【取組項目3】部下の人材育成や業務効率化
管理職のマネジメント力発揮に向けた環境整備として、一般社員を対象に業務遂行能力
を高めるための教育の提供、業務効率化に向けた仕事の見える化や IT システムを導入
するなどの取組

【取組項目4】裁量権の拡大・委譲
管理職が職場の実情に応じて円滑な業務運営や多様な働き方の推進を行えるよう、
管理職に対して人事や処遇などに関する裁量権を拡大・委譲する取組

【取組項目5】褒賞・ペナルティ制度
管理職や職場のワーク・ライフ・バランス実現に向けた主体的な行動・結果に
対して褒賞し、また、不作為などに対してペナルティを与えるなどの取組

【取組項目6】社内の好事例やノウハウの共有
ワーク・ライフ・バランス実現に向けた働き方の見直しの好事例やノウハウを
社内報などにより共有するなどの取組

【その他】
外部表彰を利用し取組加速、多様な働き方の選択制度

取組事例集では、医療・福祉業では下記の企業の事例が掲載されています。

・医療法人潤心会熊本セントラル病院 医療・福祉業 熊本県 301～500 人
・有限会社 COCO-LO 医療・福祉業 群馬県 51～100 人
・医療社団法人三成会 医療・福祉業 福島県 101～300 人
・株式会社孫の手・ぐんま 医療・福祉業 群馬県 101～300 人

経営者や管理職等による人事評価や業務管理、人材育成を踏まえたWLB推進を
取り組むヒントとして、ぜひご覧ください!